【統計学を独学で勉強したい!】最初に目を通すべきオススメの本・サイト4選
ご訪問ありがとうございます。まちゅけんです。
- 統計学を初めて勉強するひとに役立つ本
- 統計学を初めて勉強するひとに役立つサイト
- 統計学の関連資格について
前回は統計学が私たちの日常生活や仕事でどのように役に立っているかお話をしました。また統計学を活かせる仕事と、お金をかけてもいいから学びたいという方に向けて学習手段をお伝えしました。
この記事では逆に・・・
1.あまりお金をかけずに学べる手段
2.統計学の資格
この2点にフォーカスしてお話をさせていただきます。
この記事を書いた理由
ズバリ理由を先に言うと、皆さんには私と同じ苦労をしてほしくないからです。
プロフィールでもご紹介しましたが、私は下記3つの資格を取得しました。
●統計検定3級
●統計検定2級
●ビジネス統計スペシャリスト-エクセル分析スペシャリスト
それぞれの勉強期間をご紹介しておくと…
統計検定3級・・・4か月
統計検定2級・・・1か月
ビジネス統計スペシャリスト・・・1か月
という時間をかけています。もちろんですが個々の数学の素養や1日にかけられる時間で勉強期間は左右されます。
現に合格者たちの体験記を見てみると2週間で統計検定2級に合格している方もいらっしゃるので、私は時間をかけた部類です。
特に統計検定3級は普通に勉強すれば4か月も必要ありません。
ではなぜこれだけの勉強時間を費やしたのでしょうか。それは大きく2つ理由があります。
1.何から勉強したらいいか分からなかった
2.基礎にすごく時間を費やした
いざ統計学の勉強を志したものの、数学は高校3年生に勉強したのが最後。実に10年以上のブランクがありました。しかも文系の大学に進学したので数ⅢCは勉強しておらず、統計学の知識は皆無でした。これでは難しい数式も理解できるはずがありません。
「統計学は勉強したいけど参考書すらも理解が難しい。初心者から始められることはなんだろう。」と悩んでいました。
これを読んで下さっている皆さんはそんな悩みを持つ必要はございません。
私がこれからご紹介するのは、「本当の初心者でも理解ができる」と思ったコンテンツです。文系出身の統計学素人が実際に使ってみて良いと思ったものなので自信を持ってお伝えできます。
オススメのコンテンツ
まずはおすすめの書籍 2選です。どれも素晴らしい内容なので興味を持っていただいた物は是非読んでみて下さい。
オススメの書籍2選
統計学がわかる
何を差し置いたとしても一番最初にご紹介したいのはこちらの本。『統計学がわかる』です。
この本の素晴らしいところは難しい数式を一切使わずに統計学の概念を説明していることにあります。ポップなテキストとキャラクターを多用し、とあるハンバーガー屋さんを舞台に、統計学に登場する様々な手法を交えながら統計学を楽しく学ぶことができます。お話はフライドポテトの長さの平均と分散から始まり、標準偏差・検定・推定といった統計学初学者が確実につまずくポイントをこれでもかというくらい丁寧に紹介しています。
私はこの本を紹介するに辺り、「もっと分かりやすい本はあるだろうか」と、わざわざ書店に赴いて一通りの本を読み比べてみました。ですがこれほどまでに統計学の根底となる知識をほとんどの数式も使わずに説明する入門書はなく、著者の優しさと熱意に脱帽しました。
この場を借りてお礼を申し上げたいほどです。本当に役に立ちました。ありがとうございます。統計検定2級の勉強をするに辺り、伸び悩んでいらっしゃる方。おそらくそれは基礎固めがあと一歩足りていません。その壁を突破するにあたり、この書籍を心から推薦します。合格者である私が自信を持ってオススメします。
難しい数式はまったくわかりませんが、確率統計を教えてください
『難しい数式はまったくわかりませんが、確率統計を教えてください』も私が自信を持ってオススメする一冊です。
まずは著者についてご説明させて下さい。この本の著者のヨビノリたくみ先生は、大人気Youtuberであり、元予備校の講師です。普段はご自身のYoutubeチャンネルでお名前の通り、予備校のノリで数学・物理を紹介しています。
その先生が出された、めちゃくちゃ分かりやすい参考書です。
統計学を勉強するにあたり、切っても切れない関係にあるのは確率です。この書籍ではそうした確率を先生がキャラクターとの対話形式で分かりやすく説明しています。
ポイントは大きく2つ。
1:こちらの本も難しい数式を使っていないこと。
2:数学が苦手なひとの目線に立って説明展開をしてくれていることです。
予備校の講師として数々の生徒を教えてきたからこそ可能なことだと思います。
さて、ここまでご紹介した書籍には同じ特徴がありました。それは、
1.難解な数式は登場しない
2.内容は本格的に統計学の勉強を始めた時に必ず考え方の根底になる
という点です。もしどちらを買うかで迷っているのであれば自信を持ってお伝えします。
どちらも買うべきです。
逆にいうと、入門の書籍としてこの2冊があれば十分と言えます。
オススメのサイト2選
統計WEB
統計学を学ぶひとにとっては知っていて当たり前といっても言い過ぎではないサイトです。
統計学にまつわる解説・統計検定の過去問の解説・書籍紹介やブログ執筆など幅広いコンテンツが用意してあります。
中でも特にオススメしたいのは、このサイトの『統計学の時間』というページでです。統計学にまつわる解説を全包囲網的に解説しています。しかもそれは超初心者級の導入から始まり、統計検定3級・2級までの範囲を実践レベルで紹介しています。先ほどご紹介した書籍を読んだ方は必ずこのサイトにも目を通して下さいね。
なるほど統計学園
総務省統計局が運営をするサイトになります。難易度は一つ前にご紹介した統計WEBより少し易しいです。
私がこのサイトをオススメした理由はただ一つです。それは、実践ですぐに使える統計学を勉強することができるからです。
このサイトでは統計学に用いる様々なグラフを代表的な使用例に沿って紹介するだけでなく、なんとエクセルを使ったグラフの作成方法まで載っています。統計の知識+実践的な記述統計のグラフ作成をセットで学ぶことができるので、とても活用できる内容になります。
私がこのサイトを使用したのは、ビジネス統計スペシャリストという資格勉強をしていた時ですが、資格対策だけでなく普段のお仕事でも十分に役に立つ内容が満載です。前述の統計WEBと合わせて目を通してみて下さい。
統計学の知識は統計WEBで。実践的なグラフの作成をするには統計学園を参考にして下さい。
さて、ここまでは統計学を独学で学びたいという方に向けて初学者の目線に立って、入門と言えるコンテンツを紹介してきました。
独学は自分のペースで場所や時間を選ばずに学習ができるので大変素晴らしい手段ですが、一つ問題があります。
到達度が見えないことです。
勉強するからには目標を設定したいし、高いモチベーションで臨みたいですよね。そこで私がオススメするのは資格試験です。
資格試験に挑戦する
統計学にはいくつかの試験が存在します。ここでは代表的な資格を2つ紹介します。
統計検定
統計検定は、一般財団法人統計質保証推進協会が実施する民間の資格です。純粋な統計学の知識が問われる資格です。
受験者はペーパーベースのテストでは1万人を超え、この10年で12倍以上にもなりました。
CBTと呼ばれるパソコンベースの受験者も加味すると、さらに多くの受験者がいることが予想できます。
この資格では、
統計検定4級・3級・2級・準1級・1級
統計調査士・専門統計調査士
という計7種類の試験があり、中でも統計検定2級は受験者数が急増する資格です。
ビジネス統計スペシャリスト
ビジネス統計スペシャリストは、オデッセイコミュニケーションズが主催する統計学の知識と、エクセルを使った統計分析スキルを問うパソコンベースの資格です。
統計検定とは違い、受験者データを公開していませんので正確な数字がご提供出来ないのですが、統計検定と並んでホットな資格です。
この資格の特徴は、難易度が2つに別れていることです。
エクセル分析ベーシック
エクセル分析スペシャリスト
という2段階で設定されています。
ざっくりした表現をすると、求められる統計学の知識レベルはベーシックが統計検定3級。
スペシャリストでは2級程度の知識が必要となります。とはいえメインはエクセルの操作なので電卓を使った計算は一切しません。
私も実際にこの資格を取りましたが、エクセル実技はかなり準備をして臨みました。
まとめ
さて、今回の記事では統計学を独学で学びたいという方に向けて超入門編のコンテンツを紹介しました。
また勉強をするからには是非とも目指したい資格も合わせてお伝えしています。次回からはいよいよ統計検定3級の対策についてお話をします。
私がそうだったのですが、「統計検定を受験するなら2級?3級?」という悩みがありました。統計検定は受験者数の増加に伴って年々難易度が上がっています。
次回はその点についても私なりの経験と根拠をもとに詳しく解説していきます。それではまた次回お会いしましょう。
お読みいただきありがとうございました!
今回ご紹介した書籍
オススメ2選
統計学がわかる
難しい数式はまったくわかりませんが、確率統計を教えてください
合わせて読みたい
統計学がわかる(続編)
最初にご紹介した『統計学がわかる』の続編です。テーマに沿わないので本編記事では割愛しましたが統計検定2級を志す方には必読書です。
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